【初心者向け】シャッタースピードの基本とシーン別設定目安

【初心者向け】シャッタースピードの基本とシーン別設定目安

「気を付けていても写真がブレてしまう」「明るい場所で撮っているのになぜか写真が暗い」と感じることがありませんか?
それは「シャッタースピード」の設定が間違っているせいかもしれません。
今回はカメラ初心者さん向けに、シャッタースピードの基本と撮影シーン別の設定目安について解説します。

シャッタースピードの基礎知識

シャッタースピードの設定は写真の印象に大きく影響します。シャッタースピードと仕上がりの関係をしっかり押さえておきましょう。

そもそもシャッタースピードとは?

シャッタースピードとは?

シャッタースピードとは、かんたんに言うと「シャッターが開いてから閉じるまでの時間」です。
シャッタースピードが遅い(シャッターが開いている時間が長い)ほど、カメラに取り込まれる光が多くなるので、写真は明るくなります。
反対に、シャッタースピードが速い(シャッターが開いている時間が短い)ほど写真は暗くなります。
シャッタースピードの設定ミスは、白飛びや黒つぶれの原因のひとつです。

シャッタースピードと「手ブレ」の関係

シャッタースピードと「手ブレ」の関係

シャッタースピードが速ければ速いほど、手ブレはしにくくなります。
そのため「シャッタースピードはとりあえず速くしておけばいいだろう」と思っている人も少なくありません。
しかし、シャッタースピードを必要以上に速くすると、写真が全体的に暗くなってしまいます。
撮影シーンや理想の仕上がりイメージに合わせて、その都度設定し直すことが大切です。

1/60秒以下の遅いシャッタースピードは、いわゆる「流し撮り」をするときに活躍します。
電車や飛行機の「速さ」を表現したり、水や光の動きを肉眼のイメージに近い「線」で表現したりできるため、躍動感あふれる写真を撮りたいときに活用してみましょう。
スローシャッターは手ブレしやすいので、三脚などを使ってカメラが動かないようにするのがポイントです。

シーン別の設定目安と撮影例

水の流れや子どもなどの動くモノ

水の流れや子どもなどの動くモノ

水しぶきや走っている子どもなど、動いている被写体の「瞬間」を切り取った写真を撮りたいときは、1/500~1/1000秒程度に設定して撮影してみましょう。
水などの「流れ」を表現したいときは、1/10~1/60秒程度のスローシャッターにすると幻想的な雰囲気になります。

夜景や花火などの光

夜景や花火などの光

遅めのシャッタースピードは「流し撮り」のほか、花火や夜景などの「光」を幻想的に表現したいときにも有効です。
シャッタースピードをあえて遅くして撮影する技法を「長時間露光」といいます。

シャッタースピードを使いこなして印象的な写真にチャレンジ!

頭で考えるよりも、実際に撮影して感覚をつかむのが大切です。被写体や撮影シーンに合わせて、いろいろなシャッタースピードで撮影してみましょう。
omoiroではこの他にもさまざまなテクニックを駆使して商品ページを作成しています。ページ作成や商品の撮影がイメージ通りにできずお悩みの方、ぜひお気軽にご相談ください♪