背景をぼかして雰囲気のある写真を撮りたい。でも、どこを変えればいいか分からない。そんなあなたに背景をぼかすためのF値の基本をご紹介します。
F値とは
F値とは、「レンズを通る光の量」をコントロールする設定です。
F値が小さいほど光量は多くなるという反比例の関係になっています。
絞りを「開く」と光がたくさん入るので明るくなり、ピントの合う範囲が狭くなります。
この時、F値はF2.8など小さい数値になります。
絞りを「絞る」と入る光の量が減って暗くなり、ピントの合う範囲が広くなります。
この時、F値はF8など大きい数値になります。
F値の数字が小さいほど明るくボケやすく、数字が大きいほど暗くボケにくくなります。
レンズによってはF値が4以下にならない場合があります。
その場合は単焦点レンズを使用するとF値を小さくできるので、新しいレンズに挑戦してみてもいいかもしれません。
背景をぼかして映え写真
F値を小さくするほど絞りが開いて背景をぼかした写真が撮れます。
F値以外にも、被写体(メインの物や人)と背景の距離が離れるほど、より背景がボケやすくなります。
背景がボケた写真はふんわりと優しい雰囲気で自然と被写体に目がいきますね。
テーブルフォトや人物撮影などに向いています。
背景までちゃんと写真
F値を大きくするほど絞りが絞られて背景までピントが合いやすくなります。
絞るほど入る光が減って暗く写りますが、ISO感度やシャッタースピード、露出補正などを調整することで明るく写すことができます。
背景までピントがあった写真は細部まで見ることができるので、風景写真などに向いています。
撮影モードを変えて絞りに集中!
カメラには撮影モードがいくつかあります。
絞りに集中して撮影したい場合には、絞り優先A(Av)モードがおすすめです。
シャッタースピードやISO感度を、カメラが自動で設定してくれるのでボケ感のみを意識して撮影することができます。
背景をぼかして映え写真に挑戦
今回は、F値についてご紹介しました。F値を使いこなせば雰囲気のある写真を撮ることができます。ぜひ、いろいろな被写体でためしてみてください。
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